巻き爪で化膿したらどうするの?傷ができて治るまでのメカニズムと対処方法

埼玉巻き爪矯正院川口院症例写真

巻き爪や陥入爪になると爪が皮膚に食い込み痛みを生じることがありますが、ひどい場合は皮膚に食い込んでいる部分が炎症し、化膿することもあります。それにより歩行が困難になるほどの痛みを伴うこともあります。そうはなりたくないですよね?
また化膿したことがある方は繰り返さないためにも、傷ができて治るメカニズムと予防方法をお話ししていきたいと思います。  

目次

■化膿を繰り返す陥入爪

陥入爪は深爪などが原因で爪が皮膚に刺さり込み、痛みが生じることがある状態です。
そうすると爪が刺さり込んだ部分が炎症し、腫れによりさらに爪の食い込みが強くなり、ますます炎症がひどくなることがあります。
ひどい場合、爪の横の皮膚に肉芽(にくげ)腫が形成され、化膿し、激痛を伴うことがあります。  
爪が刺さる痛みから解放されるために皮膚にぶつかっている部分を切り落とす方がいらっしゃいます。
一時的に痛みがなくなりますが、それを繰り返すことで更に爪が食い込むという悪循環が生まれます。
 

■化膿とは?

化膿とは、何かしらの原因により組織が損傷を受けてしまった部分に炎症が起こり、粘りや臭いのある黄色~緑色の浸液が出ている状態のことを言います。 化膿は、傷口が細菌感染している状態なので放置していると感染がすすみます。  
爪が食い込み化膿すると陥入部の周囲皮膚が発赤、腫れ、膿の貯留などがみられ激痛を伴い、ひどい場合足先に体重を乗せることが出来なくなり、靴も履くことが困難になり歩行に支障が出ることがあります。    

■傷ができて治るまでのメカニズム

傷は皮膚の損傷です。人間は自己治癒力があり、ケガをすると傷を修復しようと体内では次のようなことがおこります。
1、傷口から出血すると血小板が止血しようと集まってくる。

2、白血球が傷で死滅した組織や細菌を除去

3、コラーゲンを生成する細胞(線維芽細胞)が傷の表面を覆いくっつける。

4、表皮細胞が集まり傷口を塞ぐ。
体の中ではこのようにそれぞれの役割を持った細胞が働き傷を治しています。
ただし細胞が働きやすい環境を整えてあげないと十分な力を発揮できず治りが遅くなってしまいます。
そこで最近注目されている湿潤療法という治療法をご紹介しましょう。

■湿潤療法

一般的にケガをしたら消毒液を使おうとすると思いますが、消毒液は悪い細菌だけでなく傷を良くする細胞にまで影響してしまうため逆に傷の治りを妨げてしまうことがあります。そのため流水で洗い流すだけで十分とされています。  
皮膚が傷を負うと傷口からジュクジュクとした液体(浸出液)が出てきます。 この浸出液には自己修復細胞が多く含まれています。
この浸出液が傷を常に覆って適切な環境を保ち、浸出液に含まれる傷を治癒する成分を最大に生かすことで傷が治りやすい環境をつくる方法を湿潤療法といいます。
傷の治りが早く、傷口の痛みも少ない、そしてきれいに治すことができると言われています。

■化膿や炎症がひどい場合

普段過ごしていてできる傷や軽い化膿であれば、自分で抗生物質を塗るなどして対処するのは可能だと思います。
しかし陥入爪による化膿などといった慢性的な状態の場合は、傷や化膿になる根本的な原因を改善させる必要があります。ぜひ専門家にご相談ください。
  爪が食い込み傷になっているところに薬のみで対処しようとしても、身体に刃物が刺さった状態のままに薬を塗っているのと同じになってしまいます。
傷を治すには刃物となっている爪を取り除くことが必要です。ですので爪を切ることだけでは悪循環になってしまいますので、解決するには矯正が必要なのです。



【埼玉巻き爪矯正院 川口院】
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