今回は足の爪の切り方に重点を置いてお話します。爪の切り方によっては巻き爪の原因になってしまいます。実際に、当院に来院された方の多くが足の爪の切り方を知らずにいました。そして間違った爪の切り方をして巻き爪が悪化している方も非常に多いです。爪の切り方を気にしたことがない、そもそも爪ってどういう構造をしているのだろうと思われる人もいることでしょう。ご参考ください。
■爪と周辺組織の名称
爪の働きには指の保護の役割があり、ケガを防ぎ、バイ菌が入り込むのを防いでいます。また、指先には骨がないので、物を掴んで力を加える際に爪が支えとなってくれています。
・黄線(イエローライン)…爪甲が指先から離れないように指先にくっついて固定しています。
・爪甲(ネイルプレート)…指先を保護しています。ピンク色なのは皮膚の毛細血管の血液の色が透けているからです。
・側爪甲縁(サイドライン)…爪の通り道です。
・側爪郭(サイドウォール)…この厚みのある皮膚は、爪への衝撃を守ってくれます。
・後爪郭(ネイルフォルド)…この下で爪が作られていて、出来立ての爪を守っています。
・爪半月(ルヌーラ)…新しく伸びてきた爪甲です。白く濁っているのは水分を多分に含んでいるからです。
・爪上皮(キューティクル)…爪の根本と皮膚の間にある薄皮のことで、異物やバイ菌などが入り込まないように防いでいます。
■正しい爪の切り方
爪切りを使用する場合、中央から切っていきます。そして左右を少しずつ調整するように切ってください。長さは指の皮膚と同じ高さにします。手用の爪切りは刃がカーブしていますが、足用の爪切りは真っ直ぐな刃をしています。足の爪は角を残したいので、できれば足用の爪切りを使用してください。爪切りの後は、切断面と形状を整えるためにヤスリを使用することをおすすめします。角はあまり鋭利にならないように優しく撫でるように整えてください。
また、ヤスリの使用だけでも十分です。指に対して垂直にヤスリを当てて、一方方向に削っていきます。左右に小刻みに動かすと爪が割れる可能性があるので注意してください。
■巻き爪になっている人の爪の切り方
足の爪を切る上で重要なのは角を残す、つまり爪先をまっすぐに切ることです。巻き爪になっている人は爪先の白いところを残さずに切っていたり、丸いカーブをつけるように角を切っていたりします。角を切ってしまうと、周りの皮膚が爪に覆うように盛り上がってきて巻き爪になりやすい状態に変化してしまいます。 逆に指先よりも長く足の爪を伸ばしている人もいます。伸びた爪は皮膚に接触していないので、圧迫を受けた際に負荷がかかりやすく、先端が巻き爪になりやすくなります。ときには爪が割れてしまうことがあり、深爪以上にまで割れてしまう危険性を秘めています。 巻き爪にならないためにも爪の切り方はとても重要です。
だからといって、正しい切り方をしていても別の様々な要因で巻き爪になってしまう可能性もあります。 埼玉巻き爪矯正院 川口院では個人に合わせたカウンセリングで巻き爪自体の改善はもちろん、巻き爪の根本原因を推察し、改善アドバイスも行っております。
お気軽にご相談ください。
今回は外反母趾と浮き指について紹介しました。埼玉巻き爪矯正院では巻き爪のご相談はもちろん、巻き爪の根本的な原因の改善にも取り組んでいます。是非、お気軽にご相談ください。 【川口院】川口駅から徒歩8分 川口市川口2丁目12-17 ワコーレ川口Ⅱ 101号室 営業時間:10:00-19:00 電話番号:048-287-8879
ネット予約 川口院