爪が厚い、薄い、柔らかい、硬いなど人それぞれ特徴は違いますよね。爪は強度を高めるために巻いてきます。爪が薄く弱い人は正常な爪よりもアーチを出そうと巻いてきます。遺伝的な要因もありますが、生活習慣からの影響を受けている場合もあります。
爪の強度は緩やかなカーブを描くことで増す
足の爪は体重を支え歩行時にしっかりと地面を踏みしめるために、より強度が高いアーチ構造になっています。反対に手の爪はそれほど大きな負荷がかからないので足と比べると弱い扁平状になっています。 歩行時にこのアーチ構造に地面からの圧力を受けることで爪が広がります。爪は巻いていく性質があるので、この時に地面からの圧力が充分にかからないと巻き爪になってしまいます。
体重増加、足に合わない靴、深爪に注意
増えすぎた体重や足に合わない靴で爪先に負荷がかかり続けていると、対抗して爪が巻いていく力が強まります。強くなった巻く力は安静時や就寝時でも残っているため巻き爪は進行してしまいます。
巻き爪以外にも陥入爪という症状がありますが、皮膚に爪が刺さり痛みが伴いやすいトラブルです。巻き爪も陥入爪も、深爪(指先の皮膚よりも爪が短い状態)が原因です。爪が薄い人の深爪になる要因は2つあります。1つは爪が薄い人は衝撃に弱くすぐに爪が割れてしまうこと。2つ目は癖から爪を毟ってしまうことがあげられます。
遺伝的な巻き爪
体重や合わない靴を履いているわけでもなく深爪でもないのに巻き爪になってしまう人のなかには、一定数で遺伝的な要因から巻き爪になってしまう人がいると言われています。
遺伝で巻き爪になる人は親指以外の爪全て巻き爪になっていたり、全体的に爪が薄いという特徴が見られます。爪は強度を出すためにアーチが強くなる特性があるため爪が薄い人は巻き爪になりやすくなります。
爪が薄くて弱い理由とは
爪が薄いのは遺伝的な要因以外の後天的な原因が多いので当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
偏食、栄養不足、ダイエットなどの無理な食事制限
爪は健康のバロメーターとも言われ、血流が悪く栄養が行き届かないと爪に水分をためにくくなり、乾燥して爪が割れやすくなります。 爪は皮膚の一部なので良質なタンパク質やビタミン、ミネラルが重要です。バランスよく摂ることを心がけましょう。
貧血の傾向がある
貧血は鉄分不足や出血などの原因で体内の酸素が不足しておこります。鉄分が不足し酸素を運ぶ血流が悪くなり爪をつくる指先まで栄養が届きにくくなります。貧血になると爪が白っぽくなったり、薄くなったり、反り返った爪になってしまうこともあります。意識して鉄分の多い食品を摂って健康な体と爪を目指していきましょう。
爪が乾燥する
爪も皮膚と同じように乾燥するともろく薄くなり割れやすくなります。
- 水仕事…食器洗いなどでお湯や洗剤をよく使うため乾燥がおこります。
- 薬品を使う…塩素系の薬品や強力な洗剤を使うと皮膚や爪の脂質が溶け出てしまうことがあります。
- ネイルリムーバー…ネイルカラーを落とすときに使う除光液は揮発する時に爪の水分まで一緒に蒸発するため乾燥します。
- 加齢…皮膚と一緒で爪も年齢とともに乾燥していきます。
ジェルネイルのしすぎ
ジェルネイルは爪の表面を削る工程がありジェルをオフする時にも薬品を使うため爪が薄くなり衝撃にも弱くなります。
爪が薄く弱い人のケア方法
- しっかりとバランスの良い食事を心がける
- 乾燥させないようにこまめにハンドクリームなどで保湿する。水仕事は手袋をするなど工夫する。
- ネイルのしすぎに気を付ける。
- 爪が薄く弱い人は爪切りを使うと爪が割れたり表面がはがれて2枚爪になりやすいので爪やすりを使うのがおすすめです。
爪が薄く巻いてきた、爪の端が皮膚に刺さり込んできた、などなにか変だなと思ったらすぐに専門家に相談しましょう。埼玉巻き爪矯正院川口院では爪と足の総合カウンセリングを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。